NTT Docomoで培ったノウハウを活かし 企業と社員を守るサービスをインドネシアで提供 | Mobile Innovation Indonesia

自然災害、テロ、パンデミック…予測困難な時代において、信頼される企業であり続けるためには、多種多様なリスクに対応するための包括的な対策を持つ、危機管理を徹底した企業であることが大前提になりつつある。あらゆる企業がBCPの策定に乗り出しているが、機能するBCPのカギとなるのは、やはりコミュニケーション。初動対応の成否を大きく左右する安否確認の迅速化から、しっかりと見直しておきたい。今回は、Mobile Innovation Indonesia社（以下、MII社）にお話を伺った。

―――インドネシアではどんなサービスを展開されていますか。

MII社：
2013年にジャカルタで事業をスタートし、創業時からSMS一斉連絡サービスを継続的に提供しています。インドネシアではまだあまり普及していないGPS付きドライブレコーダーのサービスなども他社に先行して展開しています。

―――SMS一斉連絡サービスとはどんなサービスですか。利点は?

MII社：
インターネット接続環境があれば、どこからでもメッセージの一斉配信が可能で、メッセージの到達・返信状況が、リアルタイムで集計できるサービスです。インドネシアでは地震や洪水などの有事の際も、WhatsAppのグループチャットを利用して安否確認をする企業様が多いかと存じますが、集計ができないこと、また一方通行のコミュニケーションになりがちという問題点があります。SMS一斉連絡サービスには

①ABCの3択など、用意された回答から選んで返信するだけの簡潔性

②メッセージの到達状況と返信状況のリアルタイム集計

③回答がなかった人を絞り込んで再送するなどの応用性

といった3つの利点があり、自然災害やインフラ障害などが発生した際の迅速な社員の安否確認、被災者の状況の把握、的確な行動指示の提供を可能にしています。SMSはデータ量の軽い音声通信の制御信号でサービスが提供されていることから、一般的に電話やメールよりも災害に強いといわれています。また状況に合わせてSMSに加えＥメールにも対応できるハイブリッド型サービスを提供することで、リーチ度を上げています。

―――企業の導入例と反応を教えてください。

MII社：
BCPの取り組みが進んでいる日本、中国、タイでは多岐にわたる業界の一般法人様や団体様から多くのご支持をいただいております。インドネシアでも年々、日本本社からのガバナンス強化・BCP策定の要請に応えるために必要な対策として、導入いただく企業様が増加しています。団体、商社のお客様には、インドネシア各地の事業会社に駐在している出向社員に対し即座に連絡を取り、情報を共有するための強力なツールとして役立てていただいています。建設業界やメーカーのお客様の中にはコロナ禍、当社のSMSサービスを活用して従業員の健康状態の確認と集計を定期的に行い、感染拡大防止と出勤可能な人数の管理を効果的に実践されていた企業様もありました。携帯電話ひとつで管理可能なので、工場の日雇い契約のスタッフなども簡単にシステムに追加・管理でき、アクセシビリティも良く、有効なリスクマネジメントツールであると高い評価をいただいています。

日本の本社ではガバナンスマネジメント、セキュリティマネジメント、リスクマネジメントが整備されているが、インドネシアは手付かず、という企業様も多く、「会社の方針をグローバルに統一させるために、インドネシアでも早急にセキュリティ対策を向上しなければならない」というご相談も増えています。クラウド型の管理システムで、管理側(企業)にはwebブラウザ上で操作いただき、エンドユーザー(従業員)にはご自身のデバイスをご使用いただきますので、比較的安価な費用で迅速に導入することができます。プライバシー保護に関する規制を遵守し、ご利用企業様の送信・保存データを含む機密情報のセキュリティ確保と適切な管理のサポート体制も万全です。

―――導入を検討されている企業へのアドバイスは?

MII社：
SMSサービスのご利用をご検討中の企業様には、2週間の無料トライアルにより、操作性や実用性を実際にお試しいただけます。防災訓練などの機会にあわせて、じっくり2週間かけて段階的に試験運用を行っていただいた上で、ニーズに適しているかご判断いただけます。

より効果的に運用いただけるよう、定期的なテストメッセージの送信方法、集計結果の確認方法から返信率アップのコツまで、導入前後ともに弊社スタッフがしっかりとしたトレーニングとサポートをご提供いたしますので、まずはご相談ください。

―――最後に、ドライブレコーダー付GPSサービスについても教えてください。

MII社：
ドライブレコーダー付GPSサービスは、インドネシアの交通事故やセキュリティの課題に対処するために非常に有用なツールであるとご好評いただいております。ドライブレコーダー付GPSは、事故の発生場所や時間を正確に記録し、事故当時の状況を正確に把握するのに役立ちます。事故のデータを保存することで、交通事故が頻繁に発生するインドネシアでご活躍される企業様と社員の方々をお守りするお手伝いができればと願っております。GPSによるリアルタイムデータの取得、速度超過や急ブレーキなどの確認もできるので、平時より安全運転奨励のためのツール、配送・営業ルートの効率チェックツールとしてもご活用いただけます。こちらも設置から運用保守まで一貫してサポートさせていただきます。

各種お問い合わせ、導入等のご相談に関しましては、以下のWAもしくはメールにてご連絡ください。

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