ブディ保健相は2月5日、2026年に健康保険料を引き上げる計画を明らかにした。健康保険の加入者は増加しているものの保険料の不払いが続いており、24年の保険料収入は165兆3,400億ルピアに対して、保険金請求額は174兆9,000億ルピアと9兆5,600億ルピアの赤字となっている。今後は赤字幅が拡大する見込みで、デフォルト（債務超過）に陥らないよう政府が介入し保険料を引き上げる必要があると説明した。具体的な引き上げ率については財務省と協議する予定だという。
ブディ保健相はまた「この保険料の引上げは標準入院クラス（KRIS）とは無関係である」と強調した。KRISとは、BPJS（国民皆保険制度）1～3級によって分けられていた入院病室の等級を廃止し、国民が平等に治療を受けられるよう保健サービスの向上を目指しており、今年6月30日から実施を予定している。
