インドネシア国有企業投資運営機関（ダナンタラ）は2025年、約81.5兆ルピア（約50億ドル、1ドル＝16309ルピア換算）の投資を8重点セクターに実行する計画であることが分かった。
同機関マネージングディレクターのアリエフ・ブディマン氏によると、投資対象は鉱物（下流化を含む）、再生可能エネルギー、デジタルインフラ、医療、金融サービス、インフラ関連事業、工業団地、食料セクターとなる。 これらの選定は、経済効果、収益性、成長可能性などを考慮したという。
ブディマン氏は、2024年の投資による国内総生産（GDP）への貢献は約29％に達したと指摘。ダナンタラは今年、国有企業から約120兆ルピアの配当を受け取る見込みで、その資金も戦略的セクターへの再投資に充てるとしている。 さらに、資金だけでなく、インドネシアが不足する専門知識や競争力の導入も目指す、と述べた。
