12月16日から3日間、都内で日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会談および関連式典が開催され、ASEAN各国の首脳が来日し、出席した。
インドネシアは2023年の議長国を務めているため、ジョコ・ウィドド（通称ジョコウィ）大統領からもASEAN連携強化の重要性についてメッセージが伝えられた。会談で採択された共同ビジョン声明として、安保・経済・気候変動対策などの分野で連携を強化していく考えが発表され、心と心をつなぐ人的交流を重視した「次世代共創パートナーシップ」がテーマに掲げられた。
また、岸田文雄内閣総理大臣とジョコウィ大統領の2国間首脳会談では、インドネシアの海上警備力向上を支援するため日本から大型巡視船の供与が約束された。安保面では、インドネシアを含むASEAN各国から、中国が進出を加速する南シナ海情勢への懸念や警戒感が伝えられ、国際法順守と周辺国による連携強化で合意した。
