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インドネシアで入っておくべき各種保険

在住者向けの保険

インドネシアに在住する日本人が加入しておきたい保険として次のものがあります。

  1. ゴルファー保険
    いわゆる「ホールインワン保険」が有名だが、練習中や競技中に起こした事故で与えた第三者への損害に対するリスクをはじめ、クラブの損害・盗難、ゴルファー自身の傷害などもカバーする。
  2. アパート総合保険
    アパートの居住に関わる、火災、水漏れ、盗難、暴動などによる損害 を総合的に補償する。
    住宅に対する同様のものとして「住宅総合保険」がある。
  3. 借家人賠償責任保険
    アパートなどの借家に住んでいて、水をあふれさせてしまい階下の住民等に損害を与えたり、失火により大家に損害を与えたりした場合に負担する賠償責任を補償する保険。

また、その他に加入を検討すべき保険として「海外旅行傷害保険」「自動車保険」「傷害保険」等が挙げられます。

駐在員向けの保険

インドネシアに赴任するにあたり、日本で事前に掛けられる駐在員保険といった商品もあります。これは、現地で起きた傷害や疾病で死亡、傷害による後遺傷害、傷害・疾病の治療などに対する出費をカバーする他、救援者費用、生活用動産、さらに家族が 第三者に対して起こした賠償責任に対しても保険金が支払われます。

ただし、海外の企業に直接雇用される現地採用者はこの保険に入ることはできません。

現地の医療機関でのキャッシュレス診療

日本語が通じる医療機関では、日本国内の主要保険会社が治療費を立て替える「キャッシュレス診療」に応じています。

これは駐在員保険、あるいは海外旅行傷害保険の加入者が、現地で傷害・疾病の治療を受ける場合、費用を医療機関に直接支払うのではなく、保険会社(またはその代理店)が肩代わりするものです。

したがって、手持ちのお金が少なくても心配は無用、保険金の限度額まではキャッシュレスで支払われます。ただし一般的には歯科疾病や妊娠に絡む症状などはこれらの保険でカバーできません。

キャッシュレス治療を希望する場合は、医療機関に予約を入れる際にどこのどんな保険を使うかをあらかじめ説明する必要があります。

キャッシュレス対応できない場合
医療機関によっては何らかの都合でキャッシュレスでの対応ができないことがあります。
その際には一旦自身で治療費を立て替えておき、あとで加入した保険会社に連絡、領収書や診断書など 関係書類を送付して払い戻しを受けます。

在留邦人向けの医療保険

インドネシアで働く日本人向けに、現地で販売している医療保険商品もあります。これは、東京海上ホールディングス傘下の東京海上インドネシア生保が、海外在住者向けの健康にかかる支援を手掛けるウェルビーとともに開発したもので、24時間365日いつでもコールセンターが日本語で対応しています。

クリニックや病院の手配をはじめ、日本語が話せるスタッフの派遣、さらに診療時の通訳をサポートするなど総合的なサービスがパッケージになっています。支払いについても前述のキャッシュレスでの受診が出来ます。

従来、インドネシアで販売されていた在留邦人向けの医療保険は、個人で加入する際一般的には入院の際にしか補償されませんでした。また、保険商品によっては法人で加入する場合も一定の人数が必要といったような縛りもあったことから、1名から加入できるこの新たな医療保険商品は画期的なものといえるでしょう。

交通費なども保険の適用範囲
キャッシュレスか否かにかかわらず、一般的に医療機関へ往復した交通費や医師の指示に基づいて購入した処方薬の代金についても保険会社に請求が可能です。