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国営アグリナス、食料生産地43万ヘクタールを管理へ

政府は5月15日、新設された国営アグロ産業企業「アグリナス」に、全国約43.5万ヘクタールに及ぶ大規模な食料生産地の管理を委託する方針を明らかにした。農業省が開発を主導し、南パプア州ワナムに20万ヘクタール、残る土地は南・中央・西カリマンタン州や南スマトラ州に分散される。

アグリナスは、食料・漁業・パーム油の3部門、3企業で構成され、いずれも旧不採算国営企業を再編したもので、類似する既存の国営企業と役割が重なる。食料部門のアグリナス・パンガンは、まず南スマトラ州バトゥラジャにある1.1万ヘクタールの水田で稲作を開始し、年末までに5.5万トンのもみ米収穫を目指す。同社は、ドイツの農業機械メーカーAwila Anlagenbau、台湾の乾燥機メーカーSuncue Company、インドネシアのガジャ・マダ大学と提携して、高品質の稲作を目指している。