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OJK、ガバナンス強化で経済成長の基盤構築を強調

インドネシア金融当局(OJK)監査委員会のソフィア・ワティメナ委員長は17日、良好なガバナンス(統治)が経済成長と国民福祉向上に不可欠だと強調した。

同氏は、世界銀行傘下のWorldatlas.com(2025年)とTransparency International(2024年)のデータに基づき、国家の誠実性が高いほど発展が著しいと指摘。OJKは、金融セクターの不正リスクに対するレジリエンス強化を目的とした、不正防止戦略に関するOJK規則(POJK)第12号(2024年)を発行済みである。

この規則は、全ての金融機関に遵守が義務付けられる。ワティメナ委員長は、規則の施行と遵守により国民の金融セクターに対する信頼が維持されると述べた。OJKは、経済の安定性維持と国家・地方のビジョン達成のため、関係者と連携して誠実性の高い金融セクター構築を目指すとしている。

同日、OJKはバンジャルマシンにて「誠実な金融セクター構築に向けたOJKとの協働」をテーマにフォーラムを開催した。金融機関、地方政府、学界関係者など550名以上が参加した。