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KPK、東ジャワ州助成金疑惑で民間5者に聴取

インドネシア汚職撲滅委員会(KPK)は、東ジャワ州が2021~2022年度に地域コミュニティ向け助成金(Pokmas)を巡り、不正管理の疑いで調査を進めている。この一環として、5名の民間関係者がトレンガレク警察署にて聴取を受けたと、KPKスポークスマンのブディ・プラセティオ氏が明かした。聴取は8月11日午前に実施され、対象者は「SC」「RYN(通称JON)」「EM」「BOY」「MR」の名前で公表されている。

この事件では、元東ジャワ州議会議長クスナディらを含む21名が既に容疑者として指定されており、うち4名が賄賂受領、17名が献金関与と見られている。不正の構図は、被支給者側だけでなく、助成金支出の上流も含めた広範な疑いに拡大している。KPKは今後も強制措置も辞さない構えで、捜査をさらに深める方針だ。