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インドネシア青少年の薬物問題、大学の役割を重視

インドネシア国家麻薬庁(BNN)のマルティヌス・フコム長官は、2023年のインドネシアにおける薬物乱用者の割合が1.73%(約333万人)にのぼり、そのうち31万2000人が15~25歳の若者であると発表した。

8月6日、ジャカルタ大学での講演でフコム長官は、薬物乱用の原因として、仲間からの誘い、好奇心、危険な環境などを挙げた。同長官は、インドネシアの未来を担う若者世代への懸念から、大統領と副大統領が薬物対策強化を掲げていると述べた。 フコム長官は、大学における薬物対策の重要性を強調し、学生による情報提供や、薬物乱用者の支援、大学内での反薬物活動の推進などを求めた。 BNNは、大学を薬物から若者を守る砦として位置づけている。