インドネシア財務省は24日、プラボウォ政権の看板政策である「無料栄養食(MBG / Makan Bergizi Gratis)」プログラムについて、2月21日時点での予算執行額が36兆6000億ルピア(約3600億円)に達したと発表した。同プログラムは全国の児童・生徒に栄養価の高い食事を無償提供するもので、2026年度国家予算の中でも最大規模の歳出項目の一つとなっている。
一部の地方自治体やソーシャルメディア上では、予算制約を理由に「提供される食事の量(ポーション)が削減されるのではないか」との懸念が広がっていた。これに対し、国家栄養庁(BGN / Badan Gizi Nasional)は同日、「ポーションの削減は一切行わない」との声明を発表。提供される食事は栄養士が監修した基準を満たすものであり、質・量ともに妥協しない姿勢を鮮明にした。
また、プログラムの実施にあたっては、地元の食材供給業者や調理スタッフを活用することで地域経済の活性化を図る方針も再確認された。政府は、MBGプログラムが単なる福祉政策にとどまらず、人的資本の強化と地方経済の底上げに寄与する「投資」であると位置づけている。今後は執行プロセスの透明性を高め、不正流用を防ぐための監視体制が一層強化される見通しだ。



















