米国農務省(USDA)の報告によると、2025年のインドネシアのコメ生産量は3,460万トンとなり、ASEAN諸国でトップになると予測されている。
インドネシア農業省のアムラン大臣は、今年の国内のコメの備蓄は過去23年間で最高の水準にあると述べ、現在の備蓄量は約340万トンで、近く400万トンに達すると見込まれているという。また今年1月から4月までのコメの貯蔵量は170万トンに上り、過去10年間の平均を大きく上回る結果となっている。これらの成果は国内の農業政策や供給体制の改善によるものだとした。
USDAによると、主なASEAN諸国のコメ生産量は、ベトナム2,650万トン、タイ2,010万トン、フィリピン1,200万トンと予測されており、インドネシアが大きく上回る見通しとしている。