【5/20-21】ビジネスパーソン交流会開催 詳細はこちら

ハサン大統領報道官が辞任 「豚の頭を調理」発言で

インドネシア大統領広報府のハサン・ナスビ長官が4月29日、辞任した。

ハサン氏を巡っては、今年3月、ジャカルタにある「テンポ」誌編集部の政治記者宛に豚の頭部が入った段ボールが送りつけられた事件に関連し、不適切な発言を行ったとして批判が高まっていた。イスラム教徒が多数を占める同国では、豚は不浄とされており、この事件は報道機関への脅迫行為として大きな波紋を広げた。事件に対し、ハサン氏は当初、「豚の頭は調理すればよい」と発言。これが「報道への脅迫を軽視している」として世論の強い反発を招いた。その後、発言を撤回し、報道の自由を尊重する意向を示していたが、批判は収まらず、辞任という形で責任を取ることとなった。プラボウォ・スビアント大統領はハサン氏の辞表を受理し、数人の後任候補について協議が続けられている。