インドネシアのデジタル経済は成長し続けており、通信デジタル省の社会経済・文化分野専門官ラデン・ウィジャヤ・クスマワルダナ氏は、デジタル経済の流通取引総額(GMV)が10%以上の成長を遂げていると明らかにした。ラデン氏によると、2023年のデジタル経済規模は800億米ドル、2024年には900億米ドルと12.5%拡大した。この額はASEAN地域全体のデジタル経済規模2,630億米ドルの約34%に相当する。また、2025年のデジタル経済規模は1,400億米ドルに飛躍すると予測されている。部門別にみると、インドネシアのデジタル経済躍進に最も貢献しているのはeコマース(電子商取引)で、デジタル経済全体の7割以上に達している。
ラデン氏は、今後2025~30年にかけてインドネシア政府がデジタル産業を奨励し、人工知能(AI)の開発を含めてそのポテンシャルを最大限に引き出すことができれば2030年のGMVは2,000~3,600億米ドルに達するだろうと述べた。