日揮ホールディングス(HD)は、丸紅インドネシアとインドネシアにおける廃プラスチックの油化ケミカルリサイクル事業化検討契約を締結した。インドネシアは廃プラスチックの海洋流出量が世界第2位とされ、政府は排出削減政策を推進している。
本検討では、丸紅インドネシアが連携する現地企業が運営する廃棄物選別施設から複合プラスチックを抽出し、日揮HDが保有する油化プロセスライセンス「Pyro-Blue®」を活用した事業化を検討する。日揮HDは2025年夏頃までに検討結果をまとめ、丸紅インドネシアは年末頃に事業性評価を行う予定。小型分散型プラントの展開も視野に入れる。
日揮HDは「環境調和型社会」をマテリアリティに掲げ、環境負荷低減に貢献する。Pyro-Blue®は、従来型リサイクルが困難な廃プラスチック処理に有効な技術であり、同社は廃プラ排出削減に貢献していく方針だ。