インドネシアの通信会社PT Mora Telematika Indonesia Tbk(モラテリンド)は、2025年における事業拡大計画を発表した。同社は、光ファイバーバックボーン網とラストマイル網の拡張、FTTH(Fiber to the Home)網の拡大、ならびにデジタル化と製品イノベーションに注力する。
2024年末時点で、FTTHのホームパス数は14%増の78万8千件超、加入者数は37%増の22万7千件超を記録。企業向け顧客も16%増の1万2千件超となった。これにより、小売部門の収益は17%増の1兆1100億ルピアに達した。卸売部門の収益も、帯域幅の8%増(32TB)を背景に31%増の8040億ルピアを記録。EBITDAは1兆8200億ルピア、EBITDAマージンは46%に上った。純利益は2620億ルピアだった。
同社は、既存のイスラム債(スック)を償還し、新たなスックを発行してファイバー網への投資資金を確保したと発表している。