インドネシア東ヌサテンガラ州フローレス島東部郡において、レウォトビ・ラキ・ラキ山が6月17日午後5時35分(WITA)に噴火した。火山灰の噴煙柱の高さは、山頂から約1万メートル、海抜約1万1584メートルに達したと、エネルギー鉱物資源省地質庁火山地質災害軽減センター(PVMBG)が発表した。
噴煙の色は灰色で、濃く、北東、東、南東、南、南西、西、北西の方向に広がった。地震計には最大振幅47.3ミリメートル、約6分53秒間の記録が残された。現在、同山は警戒レベル最高レベル4(警戒)に引き上げられている。
PVMBGは、山頂から半径7キロメートル以内、および山体の西南部から北東部にかけて半径8キロメートル以内への立ち入りを禁止、住民には当局の指示に従うよう呼びかけている。また、特にドゥリパリ村、パダン・パシル村など周辺地域では、激しい雨による火山泥流に警戒が必要だと警告している。 火山灰の影響を受ける住民には、呼吸器への被害を防ぐためマスク着用を推奨している。