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国内麻薬取り締まり強化へ インドネシア税関、国内路線への監視拡大

インドネシアの財務省関税総局(DJBC)は、麻薬密売の取り締まり強化のため、省庁間連携を強化し、国内路線への監視を拡大すると発表した。従来は港湾や空港など国境検問に重点を置いていたが、国内を拠点とする麻薬密売組織の活動を阻止するため、新たに省間を跨ぐ国内路線への監視を強化する。

2025年4月から6月の間で麻薬関連事件172件を摘発、押収した証拠品の総重量は68万3885.79グラムに上る。また、資金洗浄容疑のシンジケート2組織も摘発され、261億7000万ルピア相当の資産を押収した。DJBCは今後とも国家麻薬取締庁(BNN)など関係機関と連携し、情報収集から監視、取締りまで総合的な対策を強化していく方針だ。