ジャカルタ州政府は22日、2026年のジャカルタ特別州の経済成長率を5.1~6%と発表した。プラモノ・アヌン知事は州議会定例会で、2030年まで成長を継続するとの見通しを示した。
2026年のインフレ率は2.4%と予測。州政府はマクロ経済予測に基づき、経済政策と開発政策を強化する。具体的には、「4K戦略」(価格の適正化、供給の確保、流通の円滑化、効果的な情報伝達)を推進し、地方自治体間の連携強化による食糧供給の効率化・均等化を図る。
さらに、世界的な都市としての地位向上に向け、伝統文化の保護にも注力する。ベタウィ文化の象徴を公共空間へ配置するなど、文化の継承と経済発展の両立を目指すとしている。観光振興策として、「ジャカルタ・ツーリスト・パス」の導入なども計画されている。