インドネシア国営石油会社Pertamina傘下のPertamina International Shipping(PIS)と国営造船会社PT PAL Indonesiaは、海洋産業の自立強化に向け、連携を強化することで合意した。23日、PISのスルヤ・トリ・ハルト暫定CEOは、スラバヤで発表した。
連携は、PISの船隊増強計画と、インドネシアの国際海運における能力拡大を支援する。国産産業の活用とエネルギー供給安全保障の確保が目的だ。
具体的には、新造船の建造や修繕、海洋技術革新における協業が検討される。PT PAL Indonesiaのカハルディン・ジェノッド CEOは、現在の国際情勢下において、海洋産業の自立化が喫緊の課題だと強調した。資源・技術の海外依存からの脱却を図り、国内産業の活性化を目指す。両社は、エネルギー物流の強化による国内産業の競争力向上を目指すとしている。