インドネシアのプラボウォ国防相とシンガポールのローレンス・ウォン首相は16日、シンガポール国会で両国間の19件の覚書(MOU)締結を立会いした。 MOUは経済、エネルギー、防衛、人材育成、低炭素技術など幅広い分野を網羅する。
特に注目すべきは、経済連携強化のための5件のMOUである。これらは食料安全保障、持続可能な産業団地の開発、越境電力取引、カーボン・キャプチャー・ストレージ(CCS)技術などを推進する具体的な枠組みを提供する。
その他、航空管制、送還協定、防衛協力、ハラール認証の相互承認など、両国関係の更なる強化につながる内容が盛り込まれている。 今回の覚書締結は、両国間の包括的な協力関係を象徴する出来事と言える。