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ジャカルタ、倒木対策の強化急務

ジャカルタで倒木による事故が相次ぎ、人命被害も発生した。これを受け、ジャカルタ特別州議会(DPRD)のアリ議員は、公園・森林局に対し、倒木防止策の強化を求めた。老朽化した木の剪定や、倒木リスクのある木のデータ収集が急務だと指摘する。

ジャカルタでは強風を伴う大雨など異常気象が続き、倒木が市民生活に深刻な影響を与えている。特に、10月にはジャカルタ南部の幹線道路で倒木により死者が出る事故も発生した。アリ議員は、駐車場の管理者にも、大きな木の下での一時的な駐車禁止を検討するよう呼び掛ける。

これに対し、公園・森林局のファジャル・サウリ局長は、2025年10月までに5つの地域で計6万2161本の木を剪定したと説明。10月27日からは、倒木リスクの高い老木の更新作業を強化している。根が強く、樹冠が軽く、強風に耐えうる新しい品種への植え替えを進め、都市環境に適した街路樹への転換を目指す。