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新首都IKNで野生動物保護区の整備加速

インドネシアの新首都ヌサンタラ建設において、政府は環境保全と都市開発の両立を目指す「森林都市」コンセプトの具現化を加速させている。IKN庁の担当官は、カリマンタン島の豊かな生態系を守るため、野生動物保護区および動物用移動回廊の整備が順調に進んでいることを明らかにした。これは、大規模なインフラ開発が野生生物の生息域を分断しないようにするための重要な措置である。

具体的な施策として、IKNへアクセスする高速道路の上部には、動物たちが安全に横断できるための専用橋が建設されている。これにより、地上を移動する動物たちが交通事故に巻き込まれるリスクを低減し、生息域の連続性を確保する狙いがある。IKN庁は、新首都の総面積のうち、都市として開発されるエリアを厳格に25%以下に制限し、残りの約65%を森林として維持・再生する方針を堅持している。

また、かつての違法伐採や森林火災で失われた植生を回復させるため、現地の固有種を用いた再植林プロジェクトも進行中だ。プラボウォ政権下でもIKNプロジェクトは継続されているが、国際的な環境基準(ESG)への適合をアピールすることで、海外からのグリーン投資を呼び込む狙いも透けて見える。