インドネシアの断食月であるラマダンにおいて、耳にする機会が多い言葉が「Ngabuburit(ナブブリット)」である。これは、夕方の日没を知らせるアザーンと、断食明けの食事ができるようになるまでの時間を待つ活動のことである。
もともとはスンダ語の「リラックスして夕方を待つ」という意味の言葉に由来している。セラン市の情報によれば、接頭辞の「nga」と、夕方を意味する「burit」が組み合わさった言葉である。現在ではKBBI(インドネシア語大辞典)にも収録されるほど一般化している。
その起源は1980年代のバンドンに遡る。当時の若者たちがラマダン中に開催した同名の音楽イベントをきっかけに、この言葉が広く定着したと言われている。今日ではスンダ地方に限らず、インドネシア全土の伝統的な習慣となっている。
夕方の散歩や、屋台での軽食の買い出し、モスクでの礼拝など、人々は思い思いのNgabuburit(ナブブリット)の時間を楽しんでいるのである。
もうひとネタ!
Ngabuburit(ナブブリット)の外出で欠かせないのが「Takjil(タクジル)」と呼ばれる甘い軽食の買い出しである。 夕暮れ時の屋台に並ぶ色鮮やかなお菓子や冷たい飲み物を選ぶのも、この時期ならではの楽しみである。


















