国家研究イノベーション庁の天文学教授、トマス氏は4月5日、4日にランプン州などの上空を通過した謎の発光体について、宇宙ゴミであるとの見解を明らかにした。この物体は4日夜、ランプン州やバンテン州の住民によって目撃され、SNS上で動画が拡散するなど大きな話題となっていた。
トマス氏によると、発光体の正体は、インド方面からインド洋に向けて打ち上げられた中国のロケット「CZ-3B」の残骸であるという。最新の軌道解析データによれば、当該の物体は同日午後7時56分ごろ、高度120キロメートル以下まで降下し、厚い大気圏に突入した。その際に激しく燃焼し、複数の破片に分裂したため、地上からは強い光を放ちながら移動する様子が観測されたものである。
インドネシア周辺では宇宙ゴミの飛来が課題となっている。国立航空宇宙研究所のデータによれば、同国内に飛来した宇宙ゴミは累計2万個に達するとされ、当局による監視体制の強化が求められている。

















