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KFC、2025年は巨額赤字 徹底した効率化へ

「KFC」を展開するファスト・フード・インドネシア社は、2025年通期の最終損益が3,690億ルピア(約35億円)の赤字になったことを受け、徹底した事業効率化に乗り出す方針を固めた。インドネシア証券取引所への開示情報により明らかになった。

赤字の背景には、中東情勢の緊迫化といった地政学的リスクに加え、マクロ経済の悪化に伴う国内消費者の購買力低下がある。2025年の売上高は4兆8,800億ルピアと前年からほぼ横ばいにとどまった一方、営業費用の増大が利益を圧迫した。同社は今後、不採算店舗の整理を含む店舗網の最適化や、固定費の削減を急ぐ。また、販促費や梱包費の効率化、主要メニューの拡充、価格戦略の見直しなどを通じて利益率の向上を図る考えだ。

経営陣は「市場の変化に対応し、財務基盤を強化する能力がある」と自信をみせる。一方で、同社の流動負債は1兆9,900億ルピアに達し、流動資産を大きく上回るなど、厳しい資金繰りが続く。
監査法人は、継続的な赤字と流動性不足が事業の継続性に重大な疑義を生じさせる可能性があると指摘しており、実効性のある再建策が急務となっている。