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鉄道で「B50」試験 パーム油混合を拡大

エネルギー・鉱物資源省は4月27日、鉄道部門におけるバイオディーゼル「B50」の活用に向けた実用化試験を開始した。パーム油由来の燃料を50%混合するB50は、同国が世界に先駆けて導入を推進する次世代燃料だ。ジョクジャカルタのレンプヤンガン駅やスラバヤ―ジャカルタ間の路線で、機関車や発電機を用いた性能検証を行う。

同省の新・再生可能エネルギー・エネルギー節約総局のデウィ総局長は、同日の式典で「鉄道分野では2,400時間に及ぶ発電機の稼働試験や、実際の路線での走行試験を10月まで実施し、実条件下での結果を確認する」と述べた。B50の導入は2026年7月1日の開始を予定しており、先行して自動車や船舶、鉱業、農業機械などの分野でも試験が進められている。

政府は、世界最大のパーム油生産国としての強みを生かし、燃料の自給率向上と温室効果ガス排出の削減を加速させる方針だ。デウィ氏は「B50の技術的参照先は世界に例がなく、我が国の誇りである」と強調した。試験に参加するインドネシア鉄道会社(KAI)のクスワント専務理事は「エネルギー安全保障の強化と持続可能な輸送の実現に貢献したい」とし、プルタミナ・パトラ・ニアガやルミガスと協力してエンジン性能や安全性の評価を継続する考えを示した。