ジャカルタで暮らす日本人ファミリーにとって、日常の体調不良や急なケガの際の医療アクセスは重要な課題です。三菱商事が出資参画するシンガポールの大手総合医療サービス企業「フラートンヘルス(Fullerton Health)」がこのたび日本人駐在員及びその家族向けの総合診療サービスをジャカルタで開始。
今回は、インドネシア三菱商事会社の岡部氏と、長年ジャカルタの日本人ファミリーから信頼を集める小児科出身のジョハン先生が、現地での健康管理や当院のサポート体制について語ります。
・お子様の予防接種や、海外生活で気を付けたい健康管理について知りたい方
・夜間の体調不良や言葉の壁に備え、現地で相談できる医療機関を探している方
話者プロフィール

dr. Daitia Djohan Agahari氏(ジョハン先生)
日本での小児科研修を経て2004年よりジャカルタで日本人診療を担当。専門は小児循環器。豊富な臨床経験のもと、当院でも医療サービスを通じて駐在ファミリーへの生活を支える。

岡部 瑚子(おかべ ここ)氏
慶應義塾大学卒業。時事通信ジャカルタ支局の編集記者を経て、2023年よりインドネシア三菱商事会社にて勤務。インテリジェンス部門で情報分析や事業戦略支援を行っている。
ジャカルタで注意したい感染症とデング熱対策

ジョハン先生、本日もよろしくお願いいたします!私は長年インドネシアに住んでいますが、先生への信頼の声を周囲から良く聞いています!

ありがとうございます。私は日本で小児科の研修・修練を積み、2004年にインドネシアへ戻ってからずっと日本人の患者さんの診療を担当してきました。
専門は小児循環器ですが、当院でも小児科を中心に大人の方まで幅広く診療しています。
専門は小児循環器ですが、当院でも小児科を中心に大人の方まで幅広く診療しています。

日本とインドネシアでは環境が大きく異なりますが、当院に来院される患者様で、ジャカルタ特有の注意すべき病気にはどのようなものがありますか?

気候が大きく異なりますので、病気の傾向も変わります。暑い季節には風邪や肺炎、デング熱が増え、乾期と雨期の変わり目や涼しい時期には下痢やアメーバ赤痢といった消化器系の疾患が増加します。
特に一番注意が必要なのは、10月頃から増え始め12月〜2月にピークを迎えるデング熱ですね。
特に一番注意が必要なのは、10月頃から増え始め12月〜2月にピークを迎えるデング熱ですね。

デング熱は、当院を受診される小さなお子様連れのご家庭からもよくご相談を受けますね。

そうですね。デング熱を媒介する蚊は、家の中の花瓶など綺麗な水たまりに卵を産みます。日中家で過ごす時間が長いお子様は刺される確率が高くなります。高熱が出て血小板が減少しますが、特に2回目の感染では出血を伴うリスクが高まります。
診察時にもお伝えしていますが、ご家庭では「花瓶の水替え」「部屋の掃除で蚊の発生を防ぐ」ことが極めて大切です。
診察時にもお伝えしていますが、ご家庭では「花瓶の水替え」「部屋の掃除で蚊の発生を防ぐ」ことが極めて大切です。

子どもの健康を守るために知っておきたい予防接種と生活上の注意点

ありがとうございます。新しくジャカルタに来られた方や、子育て中の患者様へ、予防や安全面でのアドバイスはありますか?

大きく2点あります。1点目は「予防接種(特に結核予防のBCGワクチン)」です。インドネシアで多い結核は、お手伝いさんやドライバーさんなど身近な大人から感染することがあります。乳幼児が感染すると危険な「脳結核(結核性髄膜炎)」を引き起こすリスクがあるため、日本(生後5ヶ月〜)または渡航後すぐにBCGなどの予防接種を受けていただくことを強く推奨します。
2点目は「室内での事故防止とお水への注意」です。高層アパートでの転落や階段でのケガにご注意ください。また、外食時の生水や生水で作られた氷で下痢を起こす方が多いので、渡航直後は瓶や缶の飲み物を氷なしで飲むのが安全です。
2点目は「室内での事故防止とお水への注意」です。高層アパートでの転落や階段でのケガにご注意ください。また、外食時の生水や生水で作られた氷で下痢を起こす方が多いので、渡航直後は瓶や缶の飲み物を氷なしで飲むのが安全です。
夜間の体調不良にも備える、日本人家族への医療サポート

ありがとうございます。駐在されているご家族は、言葉の壁や夜間の体調不良など、ジャカルタならではの不安があろうかと思います。先生はどのように対応されていらっしゃいますか?

インドネシアでは医師が複数の病院を兼任することが多く、夜間の連絡や救急対応に不安が残りやすい環境です。一度、私の診察を受けて頂く必要ありますが、その後は、何か不安な時は直接私にご連絡いただければ、営業時間外でも可能な限り対応いたします。※
※営業時間外のご相談はジョハン医師に限られ、また対応は個別の状況に応じて判断されます
※営業時間外のご相談はジョハン医師に限られ、また対応は個別の状況に応じて判断されます

夜間や緊急時に日本語で相談できる環境は心強いですね。最後に、ジャカルタに暮らす日本人のご家族や、これから渡航される方へメッセージをお願いします。

これから渡航される方は、まずお子様の予防接種(特に結核予防のBCGワクチン)をできるだけ早期にお済ませください。そして、お父様が出張中で不在の際など、夜間にお子様が急に高熱を出したり下痢をしたりすると、お母様は本当に心配だと思います。
すでに現地でお住まいの方も、雨期や乾期の変わり目のお水や感染症には気を付けていただき、体調に不安がある時は当院をご利用いただければと思います。皆様がジャカルタで安心して健やかに過ごせるよう、全力でサポートいたします。
すでに現地でお住まいの方も、雨期や乾期の変わり目のお水や感染症には気を付けていただき、体調に不安がある時は当院をご利用いただければと思います。皆様がジャカルタで安心して健やかに過ごせるよう、全力でサポートいたします。

ジョハン先生、本日も貴重なお話をありがとうございました!

フラートン ジャパニーズクリニックのご案内
「フラートン ジャパニーズクリニック」では、日本語が話せる医師による総合診療サービスに加え、日本人向けの健康診断パッケージも提供しています。プライベート空間で安心・リラックスして健康診断を受けられる環境を整えています。

基本情報
| 施設名 | フラートン ジャパニーズクリニック(Klinik Utama Fullerton Health Mega Kuningan) |
| 対応言語 | 日本語・英語・インドネシア語 |
| 住所 | Mandiri Inhealth Tower, Ground Floor, Jl. Prof. Dr. Satrio Kav. E-IV No. 6, Kuningan, South Jakarta 12940 |
| +62-811-9003-6719 | |
| ehs.id@fullertonhealth.com | |
| Website | https://www.fullertonhealth.com/id/services/japan-clinics/ |















