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配車アプリのGojek、海外事業の拡大を計画

インドネシアの配車アプリ、Gojekはこのほど、市場シェアの拡大などに向け、海外事業に力を入れるとともに、事業のパフォーマンスを引き上げる方針だと明らかにした。インドネシアの輸送部門は新型コロナウイルスの流行拡大とそれに伴う移動制限を受けて大きく低迷し、2021年もこの傾向が続きそうなため、海外事業の拡大によって事業に活路を見出したい考えだ。

Gojekのケビン・アルウィ共同最高経営責任者(CEO)は、先に開催されたイベント「Kompas100 CEO Forum」の中で、「新型コロナウイルスの感染拡大が経済活動に大変な打撃を与えたため、2020年には配車アプリ事業は多大な影響を受けた」と説明した。

また、同社は2021年に関しても、インドネシアでは輸送部門の見通しが依然として良くないことから、事業は完全には回復しないと予想する。

こうした中、Gojekは海外事業に注力する意向だ。同共同CEOは、「われわれは新型コロナウイルスの流行の影響がインドネシアほど大きくなく人々の活動の回復が早い海外の市場で事業の可能性を最大化することを目指す」と強調する。