スリウィジャヤ航空機SJ182便(ボーイング737)の墜落事故の遺族が6日、損害賠償を求めて米航空機大手ボーイング社を米連邦地方裁判所に提訴した。
米シカゴの法律事務所「Nolan Law Group」とジャカルタの法律事務所「Kantor Hukum Lex」による共同提訴。Nolan Law Group法律事務所は、1997年メダンで墜落したガルーダ航空機152便やパレンバンで墜落したシルクエアー航空機185便、2013年バリで着陸に失敗したライオンエア航空機904便などの仲裁で航空法の領域において数々の実績を残している。
遺族代表ビウォさんは、「裁判の結果を問わず、我々遺族の心の傷が癒えるよう願っている」と話す。乗員乗客62人を乗せたジャカルタ発ポンティアナック(西カリマンタン州)行きの同機は1月9日、離陸から4分後に消息を絶ちジャカルタ北方沖に墜落。全員が死亡したと見られている。