洪水は通常は厄介な自然災害だが、スマトラ島のリアウ州カムパル県の村では、洪水が起こると娯楽を求めて人が集まってくることがある。先月の洪水ではブル・チナ村に数百人が子供を連れて集まり、子供がプール用の浮き具を着けて泳いだり、ボートで村の中を回ったりして楽しんだ。
子連れでプカンバルからわざわざ来たという父親は、学校が休暇中でここに来るのはもう3度目。水遊びの他に魚市場に行くのも楽しみにしていると語っている。
また、すぐ近くの村に住んでいるという母親はほぼ毎日遊びに来ていると話し、今回の洪水は水位が高く流れが強いが常に子供たちから目を離さないようにしているので危ないとは感じないと話している。子供が溺れたり流されたりした場合に備えて警備員も配置されている。
カムパル県では先月2万5千世帯が被害を受ける洪水があり、州政府が20日から31日まで非常事態宣言を発令していた。
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