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絶滅危惧種のジャワサイ 新たな生息地の開発が不可欠

ジャワ島西端でスンダ海峡に面したウジュン・クロン国立公園は、世界で唯一のジャワサイの生息地となっている。

ジャワサイは国際自然保護連合(IUCN)が定める絶滅危惧種レッドリストにおいて「絶滅危惧IA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)」に指定されている。かつてはベトナムやタイにも生息していたが、現在は同公園にのみ生息している。2018年にはIUCNの調査で68頭が確認されたが、今年3月から6月には監視カメラで4頭の子サイを含む75頭が確認された。

同公園の広報担当によると、津波などの自然災害が公園を襲うとジャワサイが絶滅する恐れがあり、個体数が少数のため近親交配による遺伝性疾患や病気で絶滅する恐れもあるという。専門家らは自然災害による絶滅からジャワサイを守るためにはウジュン・クロン国立公園以外の生息地を開発することが必要だという認識を示している。