8月19日に行われたジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領政権終盤の内閣再編によって、2019年から投資調整庁(BKPM)長官兼投資大臣を務めてきたバリル・ラハダリア氏がエネルギー鉱物資源大臣に任命された。同氏は、ジョコウィ大統領から雇用創出と国家歳入増の同時実現を目指す中で、天然資源の潜在可能性と生産の最適化を加速するようにとの指示があったと明かした。また、アリフィン・タスリフ前エネルギー鉱物資源大臣が進めていた同省のプログラムについては、順調なものは継続していく方針であると述べた。
バリル大臣はパプア出身の鉱山資源関連の起業家で、ゴルカル党幹部を務めている。同氏は持ち株会社を通じて複数の企業を鉱業分野で成功させており、西パプア州で3万9000ヘクタールの石炭採掘地を、北マルク州で1万1000ヘクタールのニッケル採掘地を開発している。