北マルク州のハルマヘラ島にある活火山イブ山(標高1,340メートル)で1月11日以降数日にわたって噴火が起こり、噴煙が2から4キロメートル上空に立ち上った。
イブ山の観測所によると13日には午前6時30分頃に噴火が起こり、灰色の噴煙が2.5キロメートル上空にまで達し西方に向けて吹き流される様子が観測された。観測所の職員によると、火口から9キロメートル離れた観測所でも噴火の際の音が聴こえたという。当局はイブ山の警戒レベルを4段階中上から2番目に高い警戒(シアガ)に据え置いている。避難指示は発せられていないものの、旅行者や住民は山頂から4から5.5キロメートル以内の領域には立ち入らないよう指示されている。
イブ山はインドネシアの活火山の中でも最も活発な火山の一つで、昨年5月にも大きな噴火が起こり、周囲の村の住民2千人以上が避難した。