インドネシアではインスタント麺が飲食店のメニューによく使われている。スパイス、トッピング、調理法を変えて独自のインスタント麺を提供している飲食店も多く、各地でさまざまなインスタント麺料理が生まれている。
最近SNS上では「バングラデシュ麺」が話題になっている。その名称から、多くの人がバングラデシュ発祥の料理だと誤解しているようだが、実はその発祥地はインドネシアのメダン。なぜ「バングラデシュ」と呼ばれるのか、確かな由来は不明だが、一部では同麺を考案したメダンの麺料理店の店主 Bang Lades氏の名前にちなんで名付けられたと囁かれている。またAceh州Lhokseumawe地区にある人気麺料理店「Warung Mie Banglades」の店名から名付けられたという一説もある。
インスタント麺にスパイス、ハーブ、インスタント調味料を加えて柔らかくなるまで炒めて作ったバングラデシュ麺に半熟卵を加えクリーミーにした麺料理は、メダンでは「Warkop Agam」と呼ばれている。SNS上では「アチェでインスタント麺を注文すると、出てくるのはバングラデシュ麺。でも現地の人たちはバングラデシュ麺ではなく、インスタント麺と呼んでいる」などバングラデシュ麺に関するさまざまな情報が寄せられている。