米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏が7日、中央ジャカルタのイスタナ(大統領宮殿)でプラボウォ・スビアント大統領と会談した。今回の訪問は、同氏が設立したゲイツ財団とインドネシア政府との間で、保健分野および無料給食プログラムにおける協力関係を深めることを目的としている。
会談では、保健サービスの改善や感染症対策など、さまざまな協力プログラムが議題となった。ゲイツ財団は近年、インドネシアに対し総額1億5,900万米ドルの助成金を提供しており、そのうち約82.7%にあたる1億3,180万米ドルが、予防接種や医療研究、結核などの感染症対策に充てられている。さらに、同財団は保健や教育、福祉など複数の分野にまたがる連携体制の強化や、タバコ消費の抑制、基礎的医療体制の整備、ならびに他の疾病対策の分野にも支援を拡大し、その専門性と資金援助が大きな役割を果たすことが期待されている。