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ティマンビーチの人気観光アクティビティー「木製ゴンドラ」の歴史

(c) visitingjogja.jogjaprov.go.id

 ジョグジャカルタのティマンビーチは、ゴンドラで島に渡るスリル満点のアクティビティーが楽しめることで知られる人気観光地。実はこのゴンドラは、観光用に作られたものではない。

 同ゴンドラの所有者であるシスワント氏は、「ロブスターの漁獲量の増加を目的に1997年に友人と共に島へ渡る道具を作ることを計画しました。泳いで島に渡りロープを接続するところから始まり、一度に70~100kgのロブスターを運搬できる木製のゴンドラを設置するまでに約3週間かかりました」と当時の様子を語る。「2005年頃に韓国の方から『ゴンドラに乗ってみたい』と声をかけられ、その後韓国のリアリティー番組にも使われて注目されました。ロブスター漁が不調であったこともあり徐々に観光客向けのサービスに重点を置くようになり、2012年に観光用に開業しました。ありがたいことに今ではティマンビーチの目玉になっています」と彼は続けた。

 ゴンドラの乗車料は、地元観光客は15万Rp、外国人観光客は20万Rp。市内中心部から約80km、舗装されていない岩だらけの道を2~3時間走るとやっとティマンビーチに辿り着く。アクセスは困難だが、近隣でジープをレンタルできるプランなどもあり、マレーシアやシンガポールなどからの観光客が訪問者の約80%を占めている。