西ジャワ州ボゴール市は5月7日以降に県内の九つの学校で集団食中毒が発生し多数の生徒が被害に遭ったとして公衆衛生上の緊急事態を発令した。政府が推進する無料給食プログラムが1月に開始されてから食中毒被害のために緊急事態を発令するのは今回が二度目となる。ボゴール市長は国家栄養庁(BGN)と協力して事態の収拾を図る考えを示している。
5月7日、九つの学校の171人の生徒と教員が食中毒症状を示し、5月10日には症状を訴える人の数は214人に増えた。40人が入院し、45人が外来で診療を受けた。残りの129人は症状が軽かったため医療機関での処置は必要がなかったという。給食で提供された目玉焼きと野菜炒めから大腸菌とサルモネラ菌が確認されている。無料給食プログラムが開始されてからこれまでに少なくとも13件の食中毒被害が報告されており、合計で1,500人以上の生徒が被害に遭っている。