渋滞に影響されることなくスムーズに市内を移動できるMRTは、ジャカルタの主要交通手段のひとつとしてすっかり市民のライフスタイルの一部になった。そのMRTをもっと利用したくなるユニークな新アイテムをご存知だろうか。
ジャカルタMRT社は4月上旬に、韓国の「T-money」や台湾の「悠遊卡」などのキーホルダー/ストラップ型の非接触ICチップ型乗車券をモデルにした、キーチェーン形乗車券「オール・ライド・チャーム」の発売を開始した。これには普段からMRTを利用している人だけでなく、ユニークなアイテムのコレクターからも大きな反響があった。一見ただのかわいらしいキーチェーンのようだが、交通系ICカード同様に、改札機の指定の部分にタッチするだけで、スムーズに改札を通過できる。「オール・ライド・チャーム」は、ブンダランHI Bank DKI駅やBlok M BCA駅などの特設ブースにて7万Rpで購入できるが、数量限定販売で在庫がなくなり次第販売終了となるのでご注意を。
ジャカルタMRT社は同商品がより現代的で柔軟な決済システム開発の第一歩となることを期待している。将来的にはNFC(近距離無線通信技術)ベースのタッチ決済ツールがさらに進化し、他の公共交通機関の乗車システムとの統合が実現することが期待される。