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その歴史を少し学んでジャカルタフェアをよりディープに楽しもう!

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今年も6月12日〜7月13日に「ジャカルタフェア」が開催される。工芸品、衣料品、家具電化製品、自動車などが揃う国内最大規模の展示会であるのみならず、国内の著名ミュージシャンによるライブなども観られるとあり、毎年開催を心待ちにしている人は多い。

18 世紀末以降、ガンビル地区はジャカルタの中心地として栄えてきた。8月31日のオランダのウィルヘルミナ女王の誕生日を記念し、1898年より毎年8月から9月にかけて開催されていたガンビル市場は、オランダ領東インド最大の夜市であった。バタビア市内各地のさまざまな民族の文化と芸術品が集結する同市場には1936年には推定31万人が訪れたといわれたが、1942年以降の日本占領下では廃止された。

1965年の「9.30事件」によって急落したインドネシア経済を立て直すべく、当時のジャカルタ特別州知事アリ・サディキン氏は、ジャカルタの複数の夜市の統合を提案。1968年より毎年ジャカルタの誕生日である6月22日にジャカルタ見本市が開催されるようになった。モナス周辺で開催された第1回ジャカルタフェアは140万人の来場者を集め、大成功を収めた。需要の高まりに応じて1992年以降はクマヨランのジャカルタ国際博覧会(JIExpo)に会場を移転し現在の名称となった。