インドネシアの国家資産管理機関「ダナンタラ・インドネシア」と外務省は、インドネシアへのグローバル投資促進に向けた戦略的パートナーシップを構築した。これは、経済外交の強化を通じた、経済変革を支える資金、技術、国際連携へのアクセス拡大を目的とする。
ダナンタラ・インドネシアの最高投資責任者（CIO）パンドゥ・シャフリール氏は、この取り組みは2045年までに目指す「インドネシア黄金時代」構想に沿うものだと述べた。同社は、再生可能エネルギー、インフラ、食糧、医療、デジタル経済、金融サービスといった長期的な影響を持つセクターに重点を置き、国家の戦略的資産を効率的に管理・統合する。
外務省のアールマナタ・C・ナシール次官は、両機関による定期的な調整メカニズムの設立を通じて、投資優先事項と外交戦略の整合性を確保すると強調した。ダナンタラ・インドネシアは、9000億ドルを超える資産を保有し、世界有数のソブリン・ウェルス・ファンドへの成長を目指している。
