インドネシア教育省は、中等教育レベル(SMP)の生徒における読解力不足の問題に対し、原因究明に乗り出す。アブドゥル・ムティ教育・文化大臣は、問題の全容解明のため、現場からのデータに基づいた政策を決定する方針を示した。
同大臣は、カリキュラム変更は必ずしも必要ないとの見解を示し、既に生徒の読解力向上に向けた対策として、補習授業やカウンセリングの提供を開始していることを明らかにした。
一方、国会(DPR)第X委員会は、読解力、筆記力、計算力を卒業要件に含める明確な規定がない点を問題視し、教育省に対し、関連規定の整備を求める声明を出した。