インドネシアのカルディン移民労働者保護大臣(P2MI)は、東京のエリザベス高齢者病院を訪問し、日本で働く自国籍の介護・医療従事者の状況を視察した。日本が介護サービス向けに多数の医療従事者を必要としているとの認識を示し、インドネシアとして国際水準の能力を持つ看護師の供給拡大に意欲を表明した。
カルディン大臣は、現地での労働条件や文化を深く理解し、インドネシア人労働者の保護と快適な環境を確保する方針を強調した。政府は、世界市場で競争できる看護師育成のため、職業訓練プログラムを強化すると述べた。また、海外で働く自国籍労働者向けに政府補助金付き住宅プログラムを案内し、帰国後の生活基盤支援にも注力する姿勢を示した。
P2MI省代表団は8月19日から26日まで日本に滞在し、在東京インドネシア大使館や、日本の法務大臣、農林水産大臣らと会談。インドネシア人労働者の受け入れ拡大や保護強化について協議した。