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ジャカルタ、デモで550億ルピア被害

ジャカルタ州知事は9月1日、先週発生したデモ活動によるインフラ被害総額が550億ルピアに達したと発表した。交通機関や監視カメラに深刻な損害が生じたという。

被害の内訳は、公共交通機関「トランスジャカルタ」関連で約416億ルピア、地下鉄「MRTジャカルタ」関連で約33億ルピア、監視カメラおよびその他インフラで約55億ルピアに上る。特にトランスジャカルタでは22箇所の停留所と1箇所の料金所が損壊し、6箇所の停留所は放火や略奪を受け、16箇所が破壊行為や落書きの標的となった。

損壊した全停留所の復旧作業を8月30日から開始した。修復費用には州予算の緊急予備費を充当する方針だ。さらに、州政府は8月31日から9月7日までの一週間、トランスジャカルタとMRTの無料運行を実施するため、180億ルピアを別途支出。

これらの損害見積もりは、ジャカルタ特別州庁舎で開かれた地域指導調整フォーラム内で報告された。