インドネシアの移民・矯正省移民総局は、9月1日から国際線旅客に対し、専用アプリケーション「All Indonesia」を通じた到着申告を義務付けると発表した。政府は入国手続きの効率化と安全確保を目指す。
現行では、ジャカルタのスカルノ・ハッタ空港、スラバヤのジュアンダ空港、バリのングラ・ライ空港、バタムの国際港で適用。今後は全ての国際空港、航空会社、港湾、国境検問所へと試験運用を拡大する方針だ。
空港や港での入国手続きは、個人や団体、高齢者、障害者、子供を含む全ての乗客にとって、より短縮され、安全かつ利用しやすいものになると説明する。
「All Indonesia」は、入国審査、税関、健康、検疫に関する複数の申告フォームを一つのデジタルシステムに統合。旅客は到着の3日前から無料で記入が可能だ。これにより、従来の電子税関申告(e-CD)の提出は不要となる。