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インドネシア学生団体、政府・議会と対話

インドネシアの学生代表が9月4日夜、ジャカルタの大統領宮殿で政府・国会との対話に臨んだ。8月末よりスナヤンで続く学生デモが掲げる要求を巡り、政府側と協議した。

対話には、BEMヌサンタラやインドネシア・ヒンドゥー教ダルマ学生協会など、全国15の青年社会組織(OKP)から学生代表が参加した。午後6時半(西部インドネシア時間)過ぎから順次宮殿入りした。BEM PTNUのムハンマド・ライハン代表は、不安定な境遇にある非正規労働者の問題や、当局に拘束されたイスラム学生協会(HMI)の仲間の解放などを政府に訴える方針を示した。

学生側はこれまでのデモで、民主主義と市民の優位性の保障、暴動調査チームの設置、国会議員への施設・手当の停止、資産没収法案の審議加速などを要求してきた。国会副議長のスフミ・ダスコ・アフマド氏は、学生の要求の一部は立法府の権限外にあり、行政府との協議が不可欠だと強調した。