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パジャジャラン大学生、国会議事堂前で抗議継続

インドネシアのパジャジャラン大学(UNPAD)の学生数百人が9月5日、ジャカルタのDPR/MPR国会議事堂前で抗議活動を継続した。政府に対し、国民が提示した「17+8」の要求を期限内に履行するよう強く迫った。

この「17+8」要求は、短期の17項目と、1年以内の8項目から構成される。具体的には、8月下旬のデモ中の暴力事件の徹底調査、拘束されたデモ参加者の即時釈放、治安部隊による暴力行為の停止、DPR議員手当に関する議論の撤回、国家機関の改革、資産没収法案の可決などが含まれる。

BEM UNPAD副委員長のエズラ氏は、今回の抗議を平和的な「国民のピクニック」と形容した。DPR国民提言機関のアンドレ・ロシアデ氏は学生代表と協議したが、エズラ氏は「弾圧が続くなど、要求項目に後退が見られる」と批判。政府に対し、被害者への責任追及と謝罪、そして弾圧の停止を求めた。