インドネシア西ジャワ州ボゴール県チョマス郡のスカマクムル村で9月7日朝、イスラム教の学習会施設「マジェリス・タクリム・アソヒビヤ」が倒壊し、80人以上が死傷した。ボゴール県防災庁(BPBD)によると、これまでに3人の死亡が確認されたほか、多数の負傷者が出ている。
ボゴール県知事のルディ・サスマント氏は、預言者ムハンマド生誕祭の集会に約150人の参加者が集まり、建物が過密状態だったと説明した。崖っぷちに立っていたテラス部分が重量に耐えきれず崩落したという。
死亡が確認されたのは、3人。負傷者は重傷3人、中傷7人、軽傷25人で、複数の病院で治療を受けている。一部の軽傷者はすでに帰宅した。
地元当局は事故を受け、ボゴール県防災庁、国軍、警察、消防、ボランティアによる合同チームを編成し、救助活動と現場の清掃作業にあたった。同県では2025年で最大級の非自然災害となった。