インドネシア国家テロ対策庁(BNPT)は、オンラインゲームを通じて過激思想が若年層に浸透する手口が確認されたとして、親に対し子供のデジタル活動監視を強化するよう要請した。BNPT予防・保護・脱過激化担当副官のスダリアント少将は、過激派が「Roblox」などのゲームで接触後、チャットアプリを通じて思想を植え付けていると指摘。
国会下院(DPR RI)委員会のシャディク・パサディゴエ議員も警戒を促す。2023年のテロ攻撃ゼロは大きな成果だが、デジタル空間での巧妙な脅威は続くとの認識を示した。同議員はBNPTの人道主義的・教育的アプローチを支持、国民対話のような取り組みが穏健な理解を醸成し、国家統一を守る上で不可欠だと述べた。