インドネシア海洋水産省(KKP)は米食品医薬品局(FDA)との協議を経て、輸送中のインドネシア産エビ数千コンテナに対し、米国への特例輸入を認める合意を締結した。
この合意は、米国が10月31日から発効する新たな輸入警戒令「Import Alert #99-52」によって、インドネシア産エビ(特にジャワ島とランプン州産)について、放射性物質セシウム137の汚染有無を厳しく検査する方針を打ち出したことに対応したもの。新規則では、発効日以降に到着するエビにセシウム137不検出証明書が義務付けられる。
KKP海洋水産製品品質管理・監督庁のイシャルティニ長官は、FDAとの集中的な交渉の結果、10月31日以降に到着する数千コンテナのエビに対し特例措置が適用されることを確認したと説明。これらのエビは厳格な品質保証プロセスを経ており、KKP発行の品質証明書が添付されているという。FDAは、特例措置が適用されたエビについても、米国到着後にセシウム137汚染の有無を検査する方針を示している。


















