インドネシアのPTイーグル・ハイ・プランテーションズ(BWPT)は9月、米国ニューヨークで開催された「UNグローバル・コンパクト・リーダーズ・サミット2025」で、パーム油空果房をバイオオイルに加工する革新技術において第1位を獲得。同社の子会社であるPTシンガランド・アセタマ(SGA)を通じた「Green Carbon Black: Rewind」プロジェクトが、持続可能なビジネスソリューションとして高く評価された。
この技術は、パーム油の廃棄物である空果房を、環境負荷の低いカーボンブラックの原料となるバイオオイルへ転換するものだ。自動車、ゴム、塗料、その他の製造業で一般的に使用される石油由来の原料代替品として期待される。同プロジェクトは、BWPTとインドネシア国家研究イノベーション庁(BRIN)との共同研究から生まれた。
BWPTのヘンデリCEOは10月16日のジャカルタでの討論会で、「この受賞は単なる企業の勝利ではなく、インドネシアの勝利である」と述べた。



















